【経緯】
2002年、お客様より函渠・開渠を地中に埋設するオープンシールド工法に使用される掘進機:オープンシールド機の中折部のシールにSK型テールシールブラシを装備したいとのご相談を頂きました。
【課題】
オープンシールド機は円筒形のシールド掘進機とは異なり機体の形状が矩形のため、ブラシの取付け範囲である機体側面および底面の直線部分には問題無くブラシの設置は可能でしたが、コーナー部(直角部)にどうブラシを設置するかが課題でした。
【開発】
検討・試作の結果、ブラシホルダーを含めた直角型のコーナー用テールシールブラシを開発しました。
<コーナー用テールシールブラシ>
左右対称のブラシをシールド機のコーナー部に設置します。
(写真は片側のブラシ)
コーナー用ブラシを開発したことによりオープンシールド機の両側面から底面へかけてのSK型テールシールブラシの設置を可能にしました。
以来、現在まで100台を超えるオープンシールド機に採用されています。