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事例・お役立ち情報

【砥粒入りブラシ毛材の研削量比較】Lab#7

【砥粒入りブラシ毛材の研削量比較】Lab#7

1.テストブラシロールによる研削テストの実施

いろいろなブラシ毛材で比較!!

ブラシ研削力の様々なご要望の参考に、砥粒入りブラシ毛材の研削量を比較しました。

代表的な6種類の毛材でテストブラシロールを製作し、3分間の研削量を調べます。

砥粒入りブラシ毛材

No. 毛材仕様(線径-砥粒サイズ-砥粒材質)
1 φ0.55-#500-SiC
2 φ0.60-#320-SiC
3 φ0.70-#1,200-SiC
4 φ0.90-#240-SiC
5 φ1.20-#100-SiC
6 φ1.45-#80-SiC

テスト条件

  • 試験機       :ブラシロール試験機
  • ブラシ構造     :SK型ハイパータイトチャンネル式
  • ブラシロール寸法  :D300×L100×d215×T30(毛丈)
  • ブラシロール回転数 :600、900、1,200rpm
  • ブラシロール押付量 :3mm
  • テーブルスピード  :0m/min(停止)、位置固定3分間ブラッシング
  • スプレー水     :4L/min(常温)
  • テストピース    :SUS304(2B材)

2.研削テスト結果

研削量

【研削結果】 [g/㎡]
No. 毛材仕様

ブラシロール回転数

600rpm 900rpm 1,200rpm
1 φ0.55-#500-SiC 1.000 1.375 2.375
2 φ0.60-#320-SiC 2.250 4.125 6.250
3 φ0.70-#1,200-SiC 0.875 1.000 1.125
4 φ0.90-#240-SiC 235.875 299.625 311.500
5 φ1.20-#100-SiC 339.000 377.500 383.625
6 φ1.45-#80-SiC 525.625 617.250 654.875

⇒砥粒サイズと毛材線径の違いだけで研削量に大きく影響があることがわかります。

ブラシの形状、毛材植毛量、毛材長さ、環境温度等の影響もあるため、あくまで一定条件での例となります。

その他にも各種毛材を取り揃えており、ご使用環境に合わせてご提案、試作対応させて頂きますのでお気軽にご相談下さい。

ブラシのことなら何でも、
お気軽にご相談ください。

お悩みだけあれば充分です。