SK-Lab

事例・お役立ち情報

【SK型テールシールブラシの引抜き強度テスト】Lab#3

【SK型テールシールブラシの引抜き強度テスト】Lab#3

テスト状況と結果

シールド掘削機に用いられる標準仕様のSK型テールシールブラシについて、
開発当時、ブラシの引抜きテストを実施しました。

1986年(テールシール開発当時)、標準仕様品(幅100mm×厚25mm)のブラシ毛材と保持金具部との接合に対し、引抜き強度の要求値3,000kgf(約30,000N)以上を確保できるか実験を行いました。

[社内テスト状況]

弊社の横型油圧プレスを利用してブラシに引抜き荷重を加えていき、初動のピーク値を計測します。

<テストの状況>



SK型テールシールブラシ
※テストブラシ仕様:幅100mm×厚25mm(弊社標準品)

[テスト結果]

<引抜荷重実測値(抜粋)>
No. 引抜き荷重 伸び量(※)
1 3800kgf 6mm
2 3250kgf 2.5mm
3 3400kgf 6mm
4 3800kgf 6mm
5 3200kgf 3mm

※引抜き荷重の最初のピーク値での伸び量をスケールで測定。

・1986年12月 開発当時   :3,000kgf 以上を確認。合格
・1998年12月 再度確認テスト:3,000kgf 以上を確認。合格

⇒昨今のシールドマシンの掘削は、より深く、より高耐圧にシフトしており、SK型テールシールブラシも追従してお客様との打ち合わせ、試作を重ねて改良された仕様も製作しております。

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